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アクション「とび丸マーチ:ブッ飛び周る街 リターンズ」

2013.11/17

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展覧会概要

タイトル: アクション「とび丸マーチ:ブッ飛び周る街 リターンズ」

会期: 2013.11/17

時間: 14:00~16:00

会場: Antenna Media → ARTZONE

企画: 山下拓也展「弱弱様」関連イベント

帰ってきた、とび丸くん!


弱弱様の関連イベントとして行われた「とび丸マーチ:ぶっ飛び周る街 リターンズ」について簡単にまとめていこう。
まず、アートゾーンからアンテナメディアまでとび丸くんを持っていった(「とび丸マーチ:ぶっ飛び周る街」を参照ください。http://artzone.jp/?p=333)ときの反省点として、運び手を増やすこと、そして、同じ道を帰ってもなんだねえということから、街中を突っ切ることにした。(ぶっ飛び周る街と銘打っているので本来はこちらが正しいのだが……。)
ASPの頼もしいOBの方々が集結し、山下拓也さんのご友人たちも多く参加してくださった。

行きの鴨川、帰りの市井をとび丸くん(パーツ)を担いで歩くことで、円を描くように京都の街を巻き込むことができたはずである。
この行軍にぶつかって、面や足止めをくらったり、写真をパシャリと撮る人々の視線と傾向がとび丸くんを中心に広がり、あるひとつの波紋をつくりだした。
波紋を生み出す中心であるとび丸くんご一行は、カラフルでキャッチーな見た目に反して(けっこう)重いとび丸パーツを(密かに飛び出たビスが肩を刺し、板のエッジが腕や膝を襲っていても…)何食わぬ顔で担ぎ続けていた。行為のハードさに比べて、周囲に与える影響は軽やか、かつ、ポップであった。

ある個人が行う行為について考えたとき、その周囲にいる人々に与える印象と意識の薄れるスピードは刹那的に弱く、儚い。
しかし、その弱く儚い「漂流物」に対して、「なにかしらの」アクションを起こすことで、ただの隊列や荷物運びですら干渉財としての役割を得るのだ。

日常の当たり前の風景にちょっとだけ、蛍光色を足してみたり、変な形の木材を持ち込んだり…。
「しなくてもいいこと」のもつ力をあらためて実感した時間だった。

帰宅し着替えていると500円玉大の青あざがくっきりと残っていた。
見覚えのあるそれは、そう、あの焦げた目玉だ。


文=河原功也(京都造形芸術大学 アートプロデュース学科4回生/本展企画者)