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リサーチ☆パラダイス 〜潜水と浮上〜

2013.5/18〜6/9

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展覧会概要

タイトル: リサーチ☆パラダイス 〜潜水と浮上〜

会期: 2013.5/18〜6/9

時間: 平日 13:00〜20:00 / 土日祝 12:30〜20:00

会場: ARTZONE

企画: 山下里加 (京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科准教授)

『リサーチ☆パラダイス 潜水と浮上』は、ひと、地域、歴史、出来事などへの入念な
リサーチを出発点に、表現(アート)へといたる過程に注目した展覧会です。

通常、リサーチは結果を求めるための手段とされ、面白みのない作業と捉えられがちです。
ですが、リサーチには、思い込みをくつがえされる驚きと、出会うことや知ることへの
喜びが詰まっています。本展では、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(現代美術作家)と
山田創平(地域研究者)が2010年から大分県の別府にて、住民へのインタビューや地域の
歴史・文学などのリサーチを経て制作されたインスタレーション作品『水図_2013』を
はじめ、写真やファッション、建築を学ぶ若者たちのリサーチから生まれた作品、成果を
展示します。彼らは、薄暗い海に潜るかのように、漠々としたこの世界をリサーチして
います。息の詰まるような不安と、発見の驚きや出会いの喜びを繰り返しながら彼らは
リサーチを続け、やがて “何か”を手に入れて浮上してきます。私たちが目にする
その“何か”は、私たちに知る快楽を与えてくれると共に、私たち自身の価値観や存在を
鋭く問い 直すものでもあります。『リサーチ☆パラダイス 潜水と浮上』は、個々の
事例に深く潜りながら、個を超えて、普遍性へと解放していく「出来事」を、ARTZONE
という場で起こす展覧会です。

山下里加 (本展企画者/京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科准教授)

▼企画概要
☆展覧会名: リサーチ☆パラダイス〜潜水と浮上〜
☆会期:2013年5月18日(土)〜6月9日(日) 会期中無休
☆開場時間: 平日 13:00〜20:00 / 土日祝 12:30〜20:00 (最終日のみ17:00まで)
☆会場: ARTZONE
☆料金: 入場無料(ただし有料イベントもあり)
☆主催: ARTZONE
☆協力: 京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース(ASP)学科、
美術工芸学科現代美術・写真コース、空間演出デザイン学科
☆企画: 山下里加(京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科准教授)
☆展覧会スタッフ: 鈴木香澄(京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科4回生)、
松尾若葉、深見悠介、山口玄汰稜、近藤由佳(同2回生)

▼出展作品・資料/出展作家
水図_2013

ブブ・ド・ラ・マドレーヌ+山田創平、サウンドデザイン: 山中透

現代美術作家であるブブ・ド・ラ・マドレーヌと、地域研究者である山田創平が大分県の
温泉街である別府をリサーチし制作した、映像と絵画から成るインスタレーション作品。
ブブと山田は、2010年から2012年にかけて7回、合計70日以上別府に滞在し、住民への
インタビューや街歩きを行い、水辺に関する歴史や文学などの調査を行ってきた。
本展覧会では、水辺として深い歴史を持つ河原町三条という地域で、『水図_2013』
としてARTZONEバージョンで展示する。

→ブブ・ド・ラ・マドレーヌ
1961年大阪市生まれ。京都市立芸術大学美術学部構想設計学科卒業。dumb type
(ダムタイプ)のパフォーマンス「S/N」(1994〜1996)の16カ国21都市での公演に出演。
その後、ソロまたは国内外のアーティストと共同で映像、パフォーマンスなどを制作。
1992年よりHIV/エイズや性風俗に関するコミュニティ・ソーシャルワークにも従事。
2008年より「私塾」を社会学や文化人類学の専門家らと共に主催。

→山田創平
1974年群馬県生まれ。京都精華大学共通教育センター導入教育部門長・人文学部専任講師。
名古屋大学大学院博士課程修了。文学博士。専門は都市研究、地域研究。厚生労働省所管の
研究機関や民間のシンクタンク勤務を経て現職。近年では、アーティストとしても活動。
著書に『ミルフィユ04—今日のつくり方』(共著・赤々舎2012)など。

→山中 透
1960年大阪市生まれ。作曲家、レコーディング・エンジニア、プロデューサー、DJ。
dumb typeの音楽を1985年から2000年まで担当。1989年よりクラブ・イベント
“Diamonds Are Forever”主催、DJも務める。京都METRO他、大阪、東京などの多くの
クラブで開催。1996年、Foil Records設立。現在も音楽のみにとらわれず様々な分野の
アーティストと積極的にコラボレーションを行っている。

キョート・サーヴェイ・プロジェクト

写真家であり、京都造形芸術大学美術工芸学科 現代美術・写真コース教授である小野規が
主宰するプロジェクト。同コースの2回生を中心とする学生が、観光客や学生が多く行き交い、
日本文化を育む都市、京都を、写真を用いてリサーチする。本展では、京都の“見えていなかった”
風景を、カメラという装置で捉えた、穐山史佳、金田奈津実、早瀬道生の写真作品を展示する。

→穐山史佳
1992年、茨城県生まれ。京都造形芸術大学美術工芸学科 現代美術コース3回生。京都市の
崇仁地区を撮影。

→金田奈津実
1991年、奈良生まれ。京都造形芸術大学美術工芸学科 現代美術コース3回生。
京都府南部にある木津川の周辺を撮影。

→早瀬道生
1992年、京都生まれ。京都造形芸術大学美術工芸学科 写真コース3回生。京都府の鴨川、
高野川を撮影。

野生のデザイナー

ファッションを専門に学んでいた中川めぐみが、ファッション業界とはまったく無関係に
服づくりを楽しむ“ふつうのひと”と出会い、彼ら/彼女らの服づくりに関する生態をリサーチ
した自費出版の書籍。意外なものを素材とするコスプレイヤー、体育祭のために初めてミシン
を踏む女子高生、美容室を服づくりの場に改装してしまったおばちゃんなど、誰も本人も
“ファッション”と呼ばないが生き生きとした服づくりの現場がレポートされている。

→中川めぐみ
1990年、滋賀県生まれ。2013年3月京都造形芸術大学 空間演出デザイン学科
ファッションデザインコース卒業。卒業制作展にて『野生のデザイナー』で瓜生山賞、
千住博奨励作品賞を受賞。

わたしたちがみた当世美術館事情

京都造形芸術大学 芸術表現・アートプロデュース学科の学生が美術館に関する素朴な疑問を
徹底的にリサーチした報告書。2006年から刊行され、現在7号目が出版されている。「館長って
何者?」「学芸員の男女差ってあるの?」「予算ってどうなっているの?」といった疑問を
アンケートなどで調査。その分析結果からは、厳しい時代を歩む美術館の努力と、課題が
浮かび上がる。

チョウニチジョウ

京都造形芸術大学空間演出デザイン学科の准教授であり、建築家である家成俊勝と、同学科の
2回生によるプロジェクト。学生がそれぞれ1人の人物を、インタビュー、日記、写真、ビデオ
などで調査した。本展では、その報告を雑誌風にまとめた冊子を展示する。

▼関連イベント
☆5月18日(土) 17時〜《ギャラリー☆トーク》
ナビゲーター:: 山下里加 (本展企画者)

☆5月26日(日) 17時〜《アーティスト☆トーク1「マチノヒトミ」》
穐山史佳+金田奈津実+早瀬道生 (『キョート・サーヴェイ・プロジェクト』参加作家) ×
山田創平(地域研究者)

☆5月29日(水) 19時〜《アーティスト☆トーク2「自分でつくれるやん!!」》
家成俊勝(建築家)× 中川めぐみ (『野生のデザイナー』著者) ×
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ(現代美術作家)

☆6月8日(土) 19時〜、6月9日(日) 15時〜/17時30分〜
『水図_2013』パフォーマンス/料金:500円

写真=早瀬道生(京都造形芸術大学美術工芸学科 写真コース3回生)